mind conditioning

マインドをベストコンディションに整える

なぜお母さんは怒らないのか

先日のことです。

 

息子の学校が開校記念日で、

平日がお休みになった時のことです。

 

昼食を外で共に過ごし、

その足で息子はひとりで習い事に、

そして、私は仕事に行く予定でした。

 

昼食を取り終えると、

息子が

「あっ、家の鍵忘れた……。」

と言うではありませんか。

 

実は息子は

習い事を終えた後に

一度家に帰って

また夕方に塾に行出かける

予定だったのです。

 

鍵がない状態だと、

そのあと家にも入れないし、

塾の荷物もない状態になって

しまいます。

 

すっかり、

外で昼食をとった

その足で仕事に出かける

つもりでいたのに……。

 

内心ではとっさに、

「あちゃーーーーーっ!」っと

思いましたよ。

 

でも、一度頭の中でいろいろ

考えて、

「じゃっ、お昼を早く切り上げて

一度家に帰ろう」

と言ったわけです。

 

そうしたら息子が

「どうしてお母さんは怒らないの?」

と聞いてきたのです。

 

「自分でも同じ失敗をしたことがあるから?」

むむっ―――確かにそれもある。

 

仕事帰りに保育園へ息子を迎えに行ったものの、

朝、家の鍵を持たずに出てしまったようで、

旦那に電話をして早く帰ってきて

もらったことがあります。

 

(その間、近所の行きつけのお店で

ラーメンを食べておりましたが(笑))

 

「じゃ、この中のどれが

怒らない理由だと思う?

 

1.お母さんも同じ失敗をしたことがあるから

2.今気が付いて良かったから

3.実はなんとかなるから

 

さてどれでしょう?」

 

2の、後で気が付くよりは、今気が付いて良かった

という考え方は、

『それが起こるよりは、これで良かった』

『この程度で済んでよかった。最悪の事態にならなくて良かった』

のようなものの考え方です。

 

例えば、

子どもがお皿を割ってしまった時に

手を怪我するよりはお皿が割れただけでよかった。

 

子どもが夜寝る前に

宿題を忘れていたことに気が付いて

夜遅くまで宿題をやっていたけれど、

宿題を忘れて学校に行くよりはよかった。

 

などのように考えてみます。

 

今回の場合は、

後で息子が用事を終え、家に戻った時に、

家に入ることができない、よって塾にも行けない

となるよりは良かったと想像してみました。

 

私も遠くまで出かけた先で、

「鍵がなーい( ノД`)」と、

友人の家から私の携帯に連絡があるよりは、

今戻れたほうが距離が短くて楽だなと想像してみました。

 

ちょっとイライラが姿を現した時に、

ささっと、どんな状態が最悪か?

それよりは今の状態でよかったよね?

と、考えをめぐらして

心を落ち着かせています。

 

ちなみに、どれでしょう?の質問に

息子がどんな返事をしてきたかと言うと

「全部っていうんでしょ!」

「だいたいそういうパターン多いじゃん!」

 

私のパターンをしっかりと読んでいました。 

 

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