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NLPマインドコーチ 岩渕加奈子のブログです。 小さな「できた!」を積み重ねると、どれだけスゴイ場所に私たちはたどり着けるだろう。日常生活の中にある小さなテーマから、壮大なビジョンメイクまで。あなたのマインドを大切に扱います。

子どもと会話をする時の距離と向き

みなさんこんにちは。岩渕です。

今日は梅雨の中休みでとても良いお天気ですね。

 

ところで、みなさんの中でお子さんがいらっしゃる方はいますか?

そして、以前より子供に話が伝わらないと感じている方はどのくらいいますか?

 

皆さん、是非思い出していただきたいのですが、みなさんのお子さんが幼かった頃。そして私たちが幼かった頃など。子どもはまとわりつくように親のそばにいたり、膝の中にいたりしますよね。

 

生まれてすぐは横抱きで、そして抱っこ、そして膝の上へと、親子はとても近くにいて、コミュニケーションをとっています。やがて、子どもたちは言葉を覚え、歩きまわるようになると、親からだんだんと離れるようになります。

 

では、大きくなった子どもとの会話を想像してみてください。私の場合は、中学生の息子。

 

よくあるシーンは、私が台所で炊事をしていて、息子がリビングでスマホをいじっているシーンです。皆さんすでにお分かりだと思いますが、別の場所、すこし離れた所いる息子にお願いごとをするのです。晩御飯の準備がそろそろ整ってきたので、テーブルに料理を運ぶのを手伝って欲しくて、私が息子に声をかけます。

 

「〇くーん。お皿運ぶの手伝ってーーーー。」

全く届きません(笑)

 

膝にいた頃の子どもとのコミュニケーションと、大きくなった子どもとのコミュニケーション。何が違うのでしょうか。

 

何が大きく違うのかというと、『親と子どもの距離』なんですね。

 

この距離の分だけ、子どもが自立したとも言えますので、望ましいことではあるのですが、膝の中にいる子どもに伝えた時と、遠くにいる姿が見えない子どもに伝える時を比較すると、私たち親はどんな風にコミュニケーションをバージョンアップをしているでしょうか。

 

私の場合、子どもはもう言葉がわかるようになったので、『話せば通じる』という幻想をいだいていたのかもしれません。なぜなら、膝の上にいた時には伝わっていたから。だから、膝の上にいた時と同じ感覚で、バージョンアップしないままのコミュニケーションになっていたような気がします。

 

私の考えでは、『あなたのメッセージを相手によりしっかりと届ける秘訣は、あなたのいる場所や向きを目的にあわせて調整すると』いうことです。

 

そこで、私がより伝わるように変えてみた方法は、こんな感じです。

  • 歩いていって、ちょっと肩に触れて
  • 子どもの視界に入って
  • 「〇くん。ちょっとあっちで(指差しながら)お皿並べるの手伝ってくれる?」

 

近くまで行って、視界に入って、自分のメッセージを伝える。

たったこれだけです。

 

この違いだけで、息子がすぐに動いてくれる確率をグーンと上げることができました。ちょっと体に触れて意識をこちらに持ってくるということも効果があるようです。

 

ですから、私は息子とのやりとりをきっかけに『あなたのメッセージを相手によりしっかりと届ける秘訣は、あなたのいる場所や向きを目的にあわせて調整する』という考えを持つようになりました。

 

こうした人と人の距離がコミュニケーションに与える影響をサイコジオグラフィーと言い、神経言語プログラミング、通称NLPと呼ばれる心理学では、その影響力が研究により明らかにされています。

 

また、どの向きからコミュニケーションをとるかによって、影響力が変わるとも言われています。例えば、子どもに勉強を教える時に、右から教えるのと、左から教えるのとでは、理解度が違うという話もあります。

 

また、NLPでは、人がコミュニケーションで受け取る情報は

1 ) 言葉そのものの言語情報

2 ) 声のトーン、抑揚などの聴覚情報

3 ) どんな体の動きをしているかなどとらえる視覚情報

の三つに大きく分けられ、その影響力のシェアは言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%と言われています。ですから、私は息子の視野に入って、メッセージを強化できたわけです。

 

子どもの例で説明をしましたが、大人同士のコミュニケーションでも同様の効果があります。

 

例えば、職場の部下や後輩に注意をする時、落ち込んでいるなと思えば少し距離をとって注意をしたり、反対に全く意図が伝わらず反省しないだろうと思えば、距離を詰めたりして注意の仕方を工夫することができます。ぜんぜん届いてないなーというときは、ちょっと体をさわって意識をこちらに向けるということも効果的です。

 

また、目の前で対峙して話すよりは、すこしハの字で伝えた方が、ほどよい影響力を保つことができる場面もビジネスシーンではよくあることです。

 

このように、コミュニケーションにおいては、どのくらいの影響力を与えたいのかによって、距離、向き、そして視覚も刺激して、戦略的にメッセージを伝えることができます。

 

実はこのことは、言われてみれば当たり前なのだけど、実際のコミュニケーションでは忘れがちなポイントではないかと思います。

 

しかし、このあたりまえのポイントこそが、あなたのメッセージを相手によりしっかりと届けてくれます。そして、何故かわからないけれど伝わらない場面を減らすことができます。

 

とても簡単なので、すぐに実生活に取り入れていただくこともできますし、あなたが実際に使えそうだなと思うシーンを少し考えてみてから取り入れていただいても構いません。

 

家庭や仕事でコミュニケーションをとるときに是非意識してみてください。

 

お伝えしたかったことは『あなたが人に何か伝える時には、話しかける位置や向きを工夫する』ということでした。

 

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