今年の夏は、
夏のはじまりと、夏の終わりに
雨が多かったですね。
今日は、先日みかけた
ちょっと心が温まった
エピソードを。
先日、帰宅途中に
近所のホームセンターの前を通りました。
雨が降った後だったので、
ホームセンターの敷地の入り口には
大きな水たまりがありました。
小学校低学年くらいの男の子が
その水たまりに足を入れ、
足を蹴り落して、
水しぶきが大きくあがるのを
愉しんでいました。
周りを見ると、
ボランティアさんらしき
名札を首から下げた男性が
その子を見守っていました。
さらに周りに目を配ると、
水たまりの男の子と同じように
一人の子どもに一人のボランティアさんが
手をつないで歩いていました。
どうやら特別支援が必要な
お子さんたちが、
どこかに出かけた帰り道のようです。
水たまりに入っている男の子は、
バシャーン
バシャーン
バシャーン
と一心不乱に
足を振り上げ、
そして地面にたたきおろし、
よりたくさんの水しぶきが上がるのに
挑戦しているようでした。
本当に無邪気で
かわいい姿。
付き添いの男性は、
しばらくは
男の子のしたいように
黙って見守っていましたが、
男の子の靴がどんどん濡れていくし、
帰り道を進む仲間たちと
はぐれてしまうので、
ベストなタイミングを見計らって
こう、男の子に声をかけました。
『もっと大きい水たまりを探しに行こう！』
最適なタイミングで、
効果的な声掛け！
（スゴイっ！）
当然、男の子は
次の『もっと大きい水たまり』を目指し、
さっと、水たまりからでて、
付き添いの男性と手をつなぎ
仲間の後を追ったのでした。
今ここの瞬間の満足感、
そして、次に出会う水たまりへの期待感。
このふたつをこの男の子に
叶えてあげた、
素敵な瞬間でした。
『もっと大きい〇〇を探しに行こう！』
ベストなタイミングで使えば、
最強の魔法の言葉ですね。
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