皆さんは、「ルビンの壺」ってご存じですか?
壺というか盃や、
仏壇のお供え物台のような形にも見えるし、
向き合う二人の横顔に見えたりする、
白黒の有名な絵なんですけど。
この絵が、壺にも見えたり、
人の横顔にも見えたりすると
わかったうえで……
例えば「これは壺だ。これは壺だ。」
と思いながらじっとみていても
横顔に見えてしまったり、
逆に、「これは顔だ。これは顔だ。」
とだけ見ようと思っても、
壺に見えてきてしまったりします。
それはなぜだと思いますか?
人間なんて、そんなもの!
のように、私は考えていたけれど、
先日、岩手医科大学の駒野先生のセミナー
「脳科学と目醒め」にて、
それは、「脳が揺らいでいるから起こる現象だ」
と伺いました。
この「脳のゆらぎ」は、
実はすごいことに役立っているそうです。
わたしが「へーー!」っと思った
ひとつが、
脳のゆらぎは脳がすぐに反応できるように
しているということ。
テニスプレイヤーが
相手のサーブを待っているとき、
身体を左右に揺らしているのを
見たことがありますよね。
それは、相手のサーブが来た時に
すぐに反応できるように
常に身体を動かしていると
いわれています。
同じように、
脳も揺らぐことで、
すぐに反応ができるように
しているんですね。
わたしが「へーー!」っと思った
もう一つは、
脳のゆらぎは
「創発」というものを起こすための
源になっているそうです。
「創発」って言葉は
あまり聞いたことがないですよね。
わかりやすく言うと、
バラバラで動いているはずが、
ある時、
エネルギーの向き方が一定方向に揃って、
当初は思いもよらなかった結果が
突然突出して起きる現象だそうです。
もっとわかりやすく言うと、
6人の人が1拍子、2拍子、
3拍子、4拍子、5拍子、6拍子で
それぞれ1回手をたたいていくと、
最初はみんなバラバラで
手をたたき続けるけれど、
がんばって長く続けていくと、
なんと120拍子目で
みんながそろって手をパンと叩く。
創発はそんなイメージです。
つまりは、
脳のゆらぎのように
常に何かしら動いていること、
そして思いもよらなかった結果が
突然起きるまで続けることが大切
なんです。
創発は、まるで偶然のようですが、
生命の誕生も
この創発によって起こった
とも考えられていますし、
身近なことでは、
私たちの直感やひらめきも
この創発のエネルギーによって
もたらされているとも言われています。
私たちが何かを目指す時も
この脳のゆらぎと同じなのかなと
思いませんか?
目標達成のために
少しでも動き続けて、
すぐに反応ができるようにしておくこと。
そして、
信念に従って粘り強く
活動を長く長ーく続けていくこと。
そうすることで、
望ましい現実を実現するという
「創発」がおこることを、
私は信じています。
悔しくて苦しくて
がんばってもどうしようもない時もきみを思い出すよ
10000回だめで へとへとになっても
10001回目は 何か 変わるかもしれない
DREAMS COME TRUE「何度でも」
駒野先生の著書は、
脳科学が好きな人には
本当におすすめです。
脳科学と書いてありますが、
全く難しくはなく、
楽しく学べますよ。
そして、駒野先生のセミナーに続けて
開催されたのは、
最高品質のワインで
「セラピーテイスティング体験」。
その講師をされた
ワインサロン銀座GGオーナー
MIKIKOさんのインタビュー記事はこちら。
ワインのセラピーテイスティングも
とても興味深かったです。
稀有なワイン体験を求めているかたは是非!
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