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人生は大きな器。自由に、自分らしく、あなたの選択で。満たしていこう。

親の刷り込みから自分を解放する

親の刷り込みが、あなたの人生にブレーキをかける理由

習い事の申し込みボタンを前に、私は固まっていました。自分のスキルアップのために必要だと分かっている。 やりたいと心から思っている。 金額も、無理のない範囲だ。それなのに、支払いボタンを押す手が、なぜか重い。 胸の奥に、もやもやとした罪悪感のようなものがある。

 

「なんでだろう?」
不思議に思って、その感覚を掘り下げてみたとき、 ある記憶が浮かび上がってきました。

 

子どもの頃、 何かが欲しいと言うたびに聞いた、親の言葉。
「節約しなさい」「無駄遣いはダメ」「お金をかけた分の効果があるの?」
親は、私を心配して言っていたのだと思います。 お金に困らないように。 堅実に生きていけるように。

 

でも、大人になった今、 その言葉が、私の中で 「自分のためにお金を使うのは悪いこと」 という思い込みに変わっていたのです。自分がやりたいことで、自分にとっていいことなのに、 罪悪感を感じる。やっぱり、不思議ですよね。

 

刷り込みは「正しさ」ではなく「環境の産物」

子どもの頃、私たちは親や身近な大人の価値観を、 そのまま受け取ります。なぜなら、当時の私たちにとって、 親の言葉は「世界のルール」そのものだったからです。

  • 挑戦=危険
  • 目立つ=叩かれる
  • 自分の気持ちより周囲を優先する
  • お金は使わずに貯めるもの

こうした考え方は、 その家庭や時代背景では合理的だったのかもしれません。そして、私たちの親もまた、その親からその価値観を受け取っているのです。

 

しかし、それが今のあなたの人生に、そして今の時代にも本当に合っているかは、 別の話です。

 

「大切にされすぎた」ことが、ブレーキになることもある

以前、こんな話を聞きました。30代の女性で、仕事も人間関係も順調なのに、 なぜか「自分で決められない」ことに悩んでいました。週末に友人と遊びに行くにしても、 行き先、時間、帰宅予定—— すべて親に相談してから決める。

 

「親が心配するから」 「報告しないと悪い気がする」
そう言いながら、どこか苦しそうでした。

 

話を聞いていくうちに、見えてきたのは、 親から大切にされすぎて、 「一人前ではない」という刷り込みがされていた ということでした。

 

親は愛情から、 子どもを守ろうと、支えようと、 できる限りのことをしてくれた。でもその結果、 「あなたはまだ一人では大丈夫じゃない」 「親が見守っていないと危ない」 というメッセージを、無意識に受け取っていたのです。

 

Photo by MabelAmber

 

ブレーキは、あなたを守ろうとする"過去の自分"

新しい一歩を踏み出そうとしたとき、 なぜか不安が強くなったり、 行動が止まってしまったりする。それは、あなたが弱いからではありません。むしろそのブレーキは、 「傷つかないように」 「失敗しないように」 と、過去のあなたが身につけた防衛反応です。

 

問題は、その防衛が、 今も本当に必要なのか未来の可能性を狭めていないか、 という点です。

 

小さな選択から、自分を証明していく

先ほどの女性は、 刷り込みに気づいてから、 小さな選択を積み重ねていくことにしました。

 

最初は、 親に詳細を伝えずに、 友人と遊びに出かけること。たったそれだけのことでも、 最初は恐怖が伴いました。
「親に心配されたらどうしよう」 「何か言われたらどうしよう」 「本当に自分一人で大丈夫だろうか」

 

でも、実際にやってみると——

何も問題は起こらなかった。 親も、特に何も言わなかった。 自分で決めて行動できた。その小さな成功体験が、 「自分にはできる」という証明になりました。

 

そこから、 自分で考えて選択する経験を、少しずつ重ねていく。

  • 自分の予定を、自分の判断で組む
  • 習い事を自分で決める
  • 転職の相談を、親ではなく友人にする

最初は恐怖が伴います。 でも、小さな選択を重ねて、 「自分にはできる」という証明を自分自身で創り出していく 過程がある程度必要でした。徐々に自信がつき、 表情も明るくなり、 「自由を感じられるようになった」 と、彼女は話してくれました。

 

刷り込みは、捨てなくていい

ここで大切なのは、 親から刷り込まれたものは、 無視する必要もないし、捨てる必要もない ということです。

 

私の「お金は大切に使う」という価値観も、 決して悪いものではありません。無駄遣いをしないこと。 堅実に生きること。 それは、人生において大切な視点です。ただ、それを絶対のルールにする必要はない

 

「今回は自己投資として使おう」と選ぶこともできるし、 「今回は貯めておこう」と選ぶこともできる。刷り込まれた価値観を使ってもいいし、 使わなくてもいい。

 

要は、自分の選択の幅が広がる。 それが、可能性が広がることに繋がっていく のです。

 

「自分の声」と「刷り込みの声」を分けてみる

ここで一つ、シンプルな問いを投げかけてみてください。
その考えは、今の私が本当に望んでいるものだろうか? それとも、誰かの価値観をそのまま引き継いでいるだけだろうか?

 

例えば、 「やりたいけれど、非常識かもしれない」 「好きだけれど、向いていない気がする」

 

そんなときは、 "誰の声"がそう言っているのかその声は、何歳の頃から聞いているのか を静かに観察してみてください。

 

刷り込みに気づくだけでも、 ブレーキの強さは自然と弱まっていきます。

 

ブレーキを外す=親を否定することではない

ここで誤解してほしくないのは、 刷り込みに気づくことは、親を否定することではないという点です。多くの場合は、親は親なりの世界で、精一杯あなたを守ろうとしていました。

 

ただ、 親の人生とあなたの人生は、別のものです。時代も異なります

 

今のあなたには、今のあなたに合った選択基準があります。 それを更新していくことは、自然で健全な成長です。

 

ブレーキを調整しながら、前に進む

アクセル全開で進む必要はありません。

  • 小さな選択を変えてみる
  • 本音を言葉にしてみる
  • ・「やらない理由」ではなく「やれる形」を探してみる

それだけでも、人生の手触りは変わっていきます。

 

刷り込みに縛られたまま生きる人生から、 自分自身と仲良く選び直す人生へ

 

ブレーキを責める必要はありません。ブレーキがないクルマは怖くて誰も乗りません。ブレーキに 「ありがとう、もう大丈夫だよ」と伝えながら、 あなたのペースで進んでいけばいいのです。

 

コーチとして感じていること

コーチングや対話の現場で感じるのは、 多くの人が「自分の課題」だと思っている悩みの奥に、 実は親からの刷り込みや、 過去の環境で身につけた思考パターンが深く関わっている ということです。

 

行動できない理由は、 能力不足でも意志の弱さでもありません。多くの場合、 「これ以上傷つかないため」 「これ以上失敗しないため」 に、無意識がブレーキを踏んでいるだけです。

 

対話を通してそのブレーキの正体に気づき、 今の自分に合った選択基準へと少しずつ更新していく。
それだけで、人生の進み方は驚くほど変わります。

 

もし今、 同じところをぐるぐる回っている感覚や、 前に進みたいのに進めないもどかしさを感じているなら、 それはあなたに 「変わる準備ができている」というサイン かもしれません。

 

一人で抱え込まず、 安心して言葉にできる場を使いながら、 あなた自身のペースでブレーキを調整していきましょう。

 

 

 

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