昨今のリモートワークの恩恵を受けて
副業を始めたのがきっかけで、
個人事業主、自営業、フリーランスなどの形で
独立開業されたという話をよく伺います。
そんな中で、
ご相談が増えていると感じるのが、
いわゆるバーンアウト（燃え尽き症候群）
のような状態になってしまったという内容です。
あんなに意欲的に働いていたのに、
なぜかわからないけれど、
突然身体が重くなって動けなく
なってしまうようです。
私も独立開業していますので、
そのような状態が、
少しわかるような気がします。
まずは、過重労働や強度のストレス状態に
ないかどうかを確認して、
睡眠を改善する、長期に休むなどの
対処を早めにしていただきたいと思います。
体調も問題ないし、
ストレスもないはずなのに……という場合は、
コーチである私としての見解になりますが、
ぜひチェックをしてみて欲しいのは
大きくこの３つです。
- 目標・ビジョン・目的
- 人とのつながり
- 刺激・新奇性
１．目標・ビジョン・目的
燃え尽きのような状態になっている人の多くが、
ある一定の成果を達成した方になります。
「まずは食べていけるようになるまで稼ごう！」と、
売り上げを目標に心血を注いで頑張ってこられています。
そこで起こりやすいのが、こんな状態です。
１）日々のタスクに追われて、仕事に対する目的やビジョンを見失ってしまう
目の前のタスクを処理し続けているので、
近視眼的になりすぎて、
長期的なビジョンを描く時間が
全く取れていないということが
起こりやすいです。
２）当初の目標やビジョンが自分の価値観からずれてきたことに気付いていない
ビジネス立ち上げの際に作り上げた
ご自身のビジョンやミッションが、
時間の経過とともに
しっくりこなくなっていることに気が付かず、
ただただ満足度が低下してしまっている
ことがあります。
３）ビジネスは成長し続けなければいけないという強迫的な思い込み
自分の時間が欲しいので、
「生活できる程度のそこそこのお金を稼げればいい」
という考えで始めた個人事業であるはずなのに、
いざビジネスを始めてみると
売り上げが上昇トレンドになっていないと
不安で仕方がなくなってしまう
ということもあります。
この場合は、売り上げは上げたいけれど、
自分の時間は欲しいというジレンマに
悩まされることになります。
２．人とのつながり
個人事業主の方は業務内容にもよりますが、
人と会うことなく仕事をされている方が
多いと思います。
最近では、SlackやChatWorkなどの
ビジネスチャットツールを利用するため、
かつて電話で行っていた、
人と話す時間が相当削減されているように感じます。
個人事業ですから仕方がないのですが、
他人からの承認や評価がなかったり、
過度な労働やストレスに晒されているのに、
サポートがない孤独感や不安が
自分が思う以上にエネルギーを奪っていたり
することもあります。
３．刺激・新奇性
個人事業はどうしても
繰り返し行う業務や
単調なルーティンが多くなるものです。
少し売り上げが落ちると、
売り上げの上げ方は分かっているのに、
また同じ作業の繰り返しか……と、
業務自体に飽きやマンネリを感じやすいものです。
このような方をプロファイリングをすると
新しいアイデアを試すことでモチベーションがあがる
「オプション型」であることが多いです。
いつもの業務だけれど、ちょっとしたスパイスを
用意する必要がありそうです。
バーンアウトする前に気付いて
ちょっとでも対処できれば
仕事や生活にもそれほど大きな影響がないと思います。
独立した時には、
自分の時間を確保したいという願いや、
意義ある活動で社会に影響を与えたいという意欲が
あったと思います。
ぜひその思いを絶やさず
自己実現をしていかれることを願っています。
ビジョン、ミッション、目的、価値観について、
探求してみたいという方は、
ぜひトライアルセッションでお試しください。
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