私のメンターでもある
クリス・ハルボム先生から教えていただいた
26にもわたる『奇跡のレシピ』
というものがあります。
これは2011年にクリス先生が
癌の診断を受けた時に作り上げられたものだそうです。
深刻な健康問題に直面した時に使うことができる
ヒーリングテンプレートのようなものです。
そのレシピの中に、
- できる限り、通常の生活を送る
というものがありました。
これは、病気だからといって制限をせず
自分に喜びをもたらすような
日常生活を続けましょうということです。
好きな人と一緒に時間を過ごしたり、
大好きな趣味に没頭したり。
通常の日常生活を送りながら、
気分を良くさせてくれることを
しましょうということです。
ちょっと具合が悪い時に、
すっかり病人のように寝込むより、
普段どおり好きなことをやっていたら、
知らないうちに体調が良くなっていたことは
ありませんか?
そのように過ごすことで、
自分はすぐに治って元気になるという期待が
脳にそして身体にメッセージとして伝わるからです。
ところで、
こんな興味深い話があります。
1981年9月、ハーバード大学の心理学者 エレン・ランガー博士は、70代から80代の男性8名の集団2組に対しリトリート実験を行いました。
実験内容は、ボストンから北に約2時間行ったところにあるニューハンプシャー州の宿泊先に5日間滞在してもらい、その期間中は22年前のことを積極的に思い出して過ごして欲しいというものでした。
そのリトリート環境には、22年前の世界を想起させる小道具がたくさん散りばめられていました。彼らは当時発行されていた「LIFE」誌などの古い雑誌をパラパラとめくって読んだり、1959年頃に流行っていたテレビ番組や映画を見たり、ラジオでナット・キング・コールなどの当時流行っていた音楽を聞いて過ごしました。また、彼らはキューバ革命やメジャーリーグの話題など、当時の時事問題などについても語り合いました。これら全ての小道具は彼らが本当に22年前に戻ったことを想像させるように、巧みに設計されていたのです。
最初に到着した第1グループは、22年前のことを積極的に思い出して実際に若返ったつもりになって過ごすように言われました。翌週に到着した第2グループは、22年前のことを積極的に思い出すようには言われましたが、若いつもりになっての行動は指示されませんでした。
両グループとも5日間のリトリート終了後にはいくつかの健康診断を行い、開始前の数値と比較をしました。結果はなんと、両グループとも身体構造・身体機能の両面において生理的に若返っていました。しかし、第1グループ(実際に若返ったつもりになって過ごしたグループ)のメンバーの方が、第2グループ(22年前を思い出すだけのグループ)よりずっと大きな変化を示したそうです。
研究者は、被験者たちが身長、体重、そして歩き方までも若返ったことを確認しました。姿勢が良くなったことにより身長が高くなり、関節が柔軟になったそうです。また、リウマチの症状が改善したため、指が長くなった人もいたそうです。視力も聴力も握力だけでなく、記憶力も向上し、精神認知テストの点数も上がったそうです(第1グループは平均 63%上がり、第2グループは44%上がった)。研究者たちの目の前で被験者たちはたった5日間で文字通り若返ったのです。
エレン・ランガー博士はこうコメントしています。
「リトリートの最終日に私は彼らとサッカーのようなものをしました。何人かは杖を放り出して遊んでいました。」被験者たちはただ若くなった気がしただけではありません。徹底した計測の結果が示す通り、彼らは物理的に若くなったのです。変化は体にも及んでいたのです。
ジョー・ディスペンザ博士著「あなたはプラシーボ」より
この研究では、
「若くなったつもりでふるまう」
という実践でしたが、
「すっかり健康であるかのようにふるまう」
というのも同じことですね。
健康であり続けたければ、
健康的なご機嫌で自分として
生活をしていきましょう!
ということですね!
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