いよいよ今日が平成最後の日。
巷では、
「平成最後の 〇〇」
という言葉が流行っています。
私も時流に乗って、
平成最後のブログを書きます。
『平成最後のブログ』となると、
それに相応しいテーマが
書きたくなるもので……。
「幸せ」
を選んでみました。
先日、私は、
ご縁がありまして、
岩手大学の駒野宏人教授の
ヨガのワークショップに参加しました。
駒野教授は、
脳科学者×コーチング×ヨガ×薬学博士
という
世界でおそらく一人しかいない
ユニークな存在の方。
ヨガのワークショップも
とても素敵な体験ができました!
(これはまた別の機会に…)
その駒野教授が先日、
「『生きるスキル』に役立つ脳科学」
という興味深い本を出版されました。
「生きるスキル」役立つ脳科学 生残り仕様から共存・現代仕様へ
- 作者: 駒野宏人
- 出版社/メーカー: セルバ出版
- 発売日: 2019/03/29
- メディア: 単行本
脳科学の視点で書かれたこの本の中で、
幸せを感じるのは、
3つの脳内ホルモンが
脳内に産生されている時とされています。
3つの脳内ホルモンとは、
- セロトニン
- ドーパミン
- オキシトシン
この3つ。
この3つの脳内ホルモンは、
生存や繁殖に有利になるように
進化してきた3つのモジュール
に関わっているそうです。
3つのモジュールとは
- 「安心・安全」
- 「ワクワク」
- 「繋がり」
のことで、
その3つのモジュールが
適度に機能していると、
それぞれが
- 「安心・安全」→ セロトニン
- 「ワクワク」→ ドーパミン
- 「繋がり」→ オキシトシン
のように脳内ホルモンを産生し
幸せを感じるそうです。
ここで、ポイントとなるのが、
この「幸せ感」は
生存・繁殖を有利にする
環境適応行動を産むための手段であるということ。
つまりは、脳科学的には、
人間は、
幸せを感じるために生きているのではなく、
遺伝子を残すことが目的
ということだそうです。
「遺伝子を残すこと」=「生きること」
そのための行動の中に幸せ感を感じる。
ということだそうです。
「生きること」がある程度保証されている
現代社会では、
「生きる」から
次の段階
「生きることへの意味付け」
つまり
「生きがい」
のための行動の中に幸せ感を感じる
と駒野教授はしています。
他のかたの例を挙げますと……
慶応大学で幸福学の研究をしている
前野隆司教授は
このインタビュー記事の中で、
夢ややりたいことを持ち、人と助け合い、ポジティブに自分らしく行動する。これを心掛けるだけで幸せ度は向上します。
と言っています。
また、経営コンサルタントの
横山信弘氏は
の著書内で、
夢や目標は点、幸せは線。達成しようとするプロセスが「幸せ」そのもの
としています。
各分野の方が
何かを成し遂げようと行動することが「幸せ」
と言っていることになります。
国際コーチ連盟の定める
コーチの適正を認定する基準となる
「コア・コンピタンシー」には
「行動をデザインしている」
という項目があります。
コーチは行動をサポートし、
働きかけ、行動を促す存在である
ということですから、
コーチは人の幸せに関わる
恵まれた役割だなと
改めて感じました。
令和が、すべての人にとって、
幸せな時代となりますように。
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