前回のブログに引き続き、
心のブレーキに関するお話です。
最近、「リインプリント」
と呼ばれるNLPワークを
セッションで行うことが何回かありました。
このワークは、
今抱いている負の感覚を生んだ
過去の一番最初の出来事に戻って
その経験を塗り替えるワークです。
このワークを行うには、
ひとつ大切なコツがあって、
これまで歩んできた人生が
今立っている足元から後方に
まっすぐな線となって伸びている
と想像・想定できることが
大切な鍵となります。
その線(タイムライン)を
思い描くことができたら、
いざ、過去に出発です!
今現在、自分を邪魔しているなー
と思える感覚を感じながら、
その感覚が生まれた一番最初の出来事まで
タイムラインを遡っていきます。
1年を5cmくらいの感覚で
一歩一歩ゆっくりと
時の流れを感じながら、
後ろ向きで遡っていくので
ちょっとドキドキします。
このワークの面白いところは、
想定していた体験と全く違う体験が
パッと思い浮かんでくることです。
実際に多くのクライアントさんが、
まったく想像していなかった体験が
出てきたと言うことも多いですし、
そんな体験があったとは!
というほど全く記憶になかった体験が
思い出されたりもします。
私がこのワークを習得した
トレーニングの際は、
前世の体験まで遡った
仲間の受講生さんがいらっしゃいました。
他のトレーニングの際にも、
お母さんの胎内にいた時まで
遡った方もいらっしゃったそうです。
ねっ、興味深いでしょ?
先日リインプリントのワークを
された方に了解を得て、
その体験を紹介させていただきます。
この方は、「自分にはできない」
という感覚が邪魔しているということで、
その感覚を生んだ一番最初の体験を
探して塗り替えるリインプリントを行いました。
このワークをやってみると、
おそらく2、3歳の頃に
お兄さんとその友達にくっついて
遊んでいる光景がでてきたそうです。
お兄さん達は、はしごに上って
上のほうで楽しそうに遊んでいるので、
自分もはしごを上って一緒に遊びたいけれど、
上れなかったという体験だったそうです。
その体験から、このクライアントさんは、
「自分にはできない」と思って
少しの挑戦すらもしないように
なってしまったと感じているようでした。
大人の私たちから見れば、
まだそんな幼いのだから、
はしごを登れなくても当然だと思うのですが……
本人からすると、
「はしごを登れない」=「私は何もできない」
に変換され拡大解釈されていくようなのです。
このように、幼いころの体験が
「マイナスの思い込み(制限となるビリーフ)」
を生んでいくのです。
このクライアントさんは、
この体験に新たな意味付けをし、
当時の自分にリソースを与えた後、
その後の自分の人生を再体験しました。
あの時に
「自分は何もできない」と思ってしまって
歩んできた人生と、
そうは思わず歩んできた人生は、
どんな違いがあるのでしょうか?
玉ねぎの皮のように、
何層にも重なった制限となるビリーフが
ぴろっと剥がれた瞬間でした。
過去は変えられないけれど、
ここからの未来は変えることができる。
これは真実です。
そして、
過去は変えられないけれど、
過去の意味づけや認識は変えることができる。
これもまた真実です。
NLPコーチングでは、
他にもあなたの制限となるビリーフを緩める
ワークがあります。
何か止めているものがあるなと
感じている方は、
ぜひ心のブレーキを緩めてみてはいかがでしょうか。
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